落葉文集

落ちて廃れた言葉の連なり

メイクアップ

 

 今日の夕方頃にポストした上のツイートは、かなり本気でやる気に満ちているのでぜひぜひ気軽にお仕事を依頼してもらいたいが、どこの馬の骨かもわからぬキッコロアイコンにあれこれ手伝ってくれだなんて気軽に言えるものでもないだろう。投げかけておけば誰かしら声かけてくれるだろうだなんて虫のいいことはこれっぽっちも思ってはいないが、もし活躍の場を与えてくれたら一生懸命頑張りますよ、無償で。どうぞどうぞよろしくお願いします。(遊びの誘い等もお待ちしております。)

 

 ルッキズムを肯定するわけではないが、なんだかんだで見た目というのは他者に与える印象に莫大な力を持つものである。ぼくは長いことツイッターのアイコンを愛・地球博公式キャラクターであるキッコロに委ねているが、おかげでフォロワーとオフで会った際には「愛知県出身じゃないんですか?」や「もっと背低いかと思ってました」などと言われたことがある、秋田県出身の身長178cmである。SNSのアイコンですら人の性質を印象づけてしまうのである。

 アメリカの屈強なプロレスラーやニュージーランドラグビー代表選手をアイコンにしていたら、せめてオンライン上だけでも筋肉隆々でいられただろうか、などと後悔の念を抱くが、出会ってしまった際の印象の落差が事故では済まなくなるため良しとしよう、体重49kgである。

 しかしながら、SNSでさえ外見で印象を左右することが可能であるのだから、オフライン上では尚のこと、というのは想像に難い。髪の毛はいつもボサボサで、衣服も手に取ったものを適当に着る、そんな自身の外見に対する解像度が著しく低い日々の行いを振り返りながら、もっと自己プロデュースというものに努めた方が生活は豊かになるのかもしれないと物思いに耽る。

 

 外見に対する意識の低い僕であるが、実は化粧に大変な興味がある。はっきり言っておんなのこになりたい、概念としての“おんなのこ”に。

 思い立ったが吉日、休職という人生の夏休みを手に入れたのもいいタイミング、ここはひとつお化粧にトライしてみようとYouTubeメイク動画をいくつか見てみたが、化粧をしたいという欲望関係なしに、多様なアイテムを駆使し顔をデザインしていく様子が単純におもしろかった。なんで男性の多くは化粧をしないのだろう、そんなことを自然と思ってしまうくらい化粧という行為が魅力的に思えた。

 化粧とは生き方をデザインする術の一つなのかもしれない。近日中に道具を揃えようと思う。